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トラスとは

 

トラスとは直線部材を摩擦の無いピンで接合した構造物である。世の中に実在 するトラスは多くの場合ピンではなく、ガセットプレートによって部材を接合 するが、力学の対象としてのトラスではピン接合の仮定を用いて単純化する。 さらに、ピンの空間的な広がりは無視して点であると考え、節点と呼ぶ。

以下で述べるトラスの理論は、さらに次の仮定のもとに組み立てられている。

  1. 荷重は節点にのみ作用する。
  2. 支持(変位の拘束)は節点に対してのみ行う。
  3. 変形は小さく、いわゆる微小変形の仮定が成り立つ。
なお、以下の解説においては、静力学のみを取り上げる。即ち、全ての物理量 は時間に依存しないものとする。従って、トラスの「運動」ではなく、「釣合 い」を考える。また、現代的な連続体力学の慣例に倣って、構造力学としては やや変則ではあるが、変形の議論から始めることにする。



N. Nishimura
Sat Jul 4 16:13:59 JST 1998