next up previous
Next: 結言 Up: 数値解析例 Previous: 解析条件、解析法

計算結果

図--5は要素数1912個(未知数5736)のメッシュの様子である。 図--6 は従来法と多重極法での計算時間をプロットしたものである。 図--6 では`conv'が従来法で`fmm-a'がモーメントを解析的に積分した正則化を 用いた多重極法、`fmm-l'がモーメントを数値積分した正則化を用いた多重極 法、`fmm-s'が正則化を用いない多重極法である。図からわかるように未知数 の数が700のあたりで最も速い`fmm-s'の多重極法が従来法に追い付いている。 また、数値積分した`fmm-l'や`fmm-s'の方が`fmm-a'より速いことも分かる。 実際`fmm-l'では`fmm-a'よりかなり計算量が減り、`fmm-a'や`fmm-l'の多重極 モーメントが 種類であるのに対し、`fmm-s'では 3+1=4種 類になる。 図--7は、未知数2664のメッシュを用いて得られた、3通りの 多重極法の解と従来法の解の差をプロットしたものであり、図中のerrは `fmm-a'、`fmm-l'、`fmm-s'の各多重極法の解の従来法の解に対する相対誤差 の値である。従来法の精度と比較して、各種多重極法の解の精度には、実用上 問題になる差は見られない。

 
図 5: メッシュ

 
図 6: 未知数の数と CPU time (s)

 
図 7: 従来法の解に対する多重極法の解の精度



N. Nishimura
Thu Sep 10 18:18:20 JST 1998