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境界積分方程式法は行列が密になるため大規模問題の計算には向かないと考えら れてきたが,多重極法[1][2]の出現により一挙に100 万元オーダーの問題が一台のデスクトップコンピュータで扱えるようになり, 電磁気学[3],弾性学[4]などの積分方程式の高速解法に利 用されている.近年のPCクラスタの普及により,更に大きな問題が手軽に取り扱 えるようになるものと思われる.そこで本報は,2次元Laplace 方程式のクラッ ク問題における従来型の多重極コードを取り上げ,多重極法による境界積分方程 式コードを並列化する方法を論ずる.M2M,L2L などの算法はセル構造に従って 計算をプロセッサに振り分けると自然に並列化するが,多重極法で一番計算量の 多いM2Lの並列化は容易ではない.そこで本報ではM2Lにおいてプロセッサ境界に 位置するセル間で要素情報を通信する事によって並列化を実現する手法について 述べる.



Ken-ichi Yoshida
2001-06-15